「志望校はいつまでに決めればよいですか。」という御相談をよく受けます。
当然、少しでも早い方がいいのですが、現実と理想の折り合いをどこで付けるのかが一番の争点となります。
たとえば、子ども自身の希望と親の希望が合致すればすんなりと決まるものですが、親子で折り合いがつかないときや親子の希望はそろっていても、塾の先生に成績を見ながら提案された志望校とそぐわないときもあります。
結局志望校が決まらずに気持ちに迷いが生じてしまうと、集中して勉強に取り組むことができません。
そういう場合に、気持ちにふんぎりを付けてくれるのは「自分たちで設定した客観的な判断材料」です。
同じ志望校の子が数多く受ける大きな模試が一番の材料でしょうか。
模試は日程が決まっていますから、そこを擬似本番として定め、模試で出された順位や判定を受けて志望校を最終決定し、あとはその決定に従って“ 傾向に沿った”勉強に邁進すればいい、そのように思います。
(※学力以外の要素で決めかねている場合は、候補の学校の文化祭見学、部活動の様子など、直に目にしたものを考慮して決める子が多いです。)
大切なのは、妥協して志望校を決めるのではなく、納得して決めることです。
こう!と決めたら覚悟を決めて頑張れます。
どっちつかずにならないよう「人生の決断」をすることが、勝利を引き寄せます。